国や地域によって文化や習慣が違います。日本とニュージーランドはどんなふうに違うのか気になる方もいらっしゃると思います。
日本国内でも地域や家庭によって違いがありますが、国を越えると予想もつかないことが起こったりします。
この記事では、初めて海外でワーホリ生活を送ってみて感じた、ニュージーランドでカルチャーショックだった出来事をご紹介いたします。
あなたは異文化に触れて驚くでしょうか?それともすんなり受け入れられるでしょうか?

いろんな人がいて、いろんな考え方に触れるのはとても新鮮で楽しいですよ!
この記事を読んで、ニュージーランド人の文化や習慣を楽しんでみてください。
ニュージーランドあるある|自宅編
まずは、ホームステイをした時に受けた、ニュージーランドでのカルチャーショックをご紹介いたします。
食器はブラシで!泡は洗い流さない
ホームステイをして特に衝撃を受けたのが、食器を洗うのにスポンジではなくブラシでこすること・泡を洗い流さないことでした。
しかも、硬めのブラシでお皿をこすっていたんです。お皿傷つかないかなぁと見ていましたが、そんなことは全然気にしている様子はありませんでした。
ニュージーランドのほとんどの家には食洗機がついています。
1件目のホームステイ先では、水を貯めたシンクに洗剤をいれて泡だて、そこへ汚れたお皿を入れてブラシでこすり洗いして、泡を洗い流さずにそのまま食洗機へ入れていました。食洗機に入れたら洗ってすすいで乾燥までしてくれるので、まぁ受け入れられました。ピーとなったらしまえばすむので楽でした。
1件目の家が食洗機に入れていたので、2件目のホームステイ先もそうだと思っていました。ですが、食洗機の使い方は少し違いました。泡をつけた硬いブラシでこするのは一緒です。食器についた泡は水で流すことはありません。食洗機に入れずにそのまま布巾で拭いてしまいます。

私が、最初にその光景を目にした時はビックリしました。ホストマザーが泡を洗い流すのを忘れてしまっているのかと思いました。しかしそんなことはなく、布巾で拭くよう指示されたのです。目が点でした!
食洗機は毎回使うわけではありません。使用するのは脂っこい料理の時や食器の量が多い時だけ。
この泡を拭き取っただけのお皿に次の食事をのせるの?とショックは大きかったですが、これもまた異文化だから仕方がないのだと思い、受け入れました。
キッチンに生ゴミ処理機がある
シンクに生ゴミ処理機がついているお家があります。
野菜や果物の皮、食べ残したもはそのままシンクにある生ゴミ処理機につっこめば自動で分解され土になります。これはとっても便利!
庭で野菜や果物を育てている家では、その生ごみ処理機のゴミを肥料として使うのでゴミ処理機が大活躍!とてもエコです。
便利で環境に優しくていいですよね。匂いも気になったことはありませんでした。
シャワーを浴びる時間は10分
住む家でシャワーの時間のことを言われたら、シャワーの使用を10分程度で済ませるようにしてください。あまりのんびりお湯を使ってしまうと水しかでなくなってしまいます。シャワーのお湯はガスではなく電気で温めて使用するため、温まったお湯の量に限りがあるのです。
私が住んでいたホームステイ先ではシャワーの時間やお湯のことを言われたことがありませんでした。しかし、物件探しで見学に行った家ではシャワーの時間のことを言われました。早い時は5分で済ませるとか。そうなるとゆっくりしている時間はなく時間との勝負です。
水道代が高いから短時間で済ませよう、ということかなくらいに思っていました。ですが水道代だけではなく電気代もプラスでかかってしまうのだと知人が教えてくれました。

いかに速く、少ないお湯でシャワーを浴びられるかが重要なんですね!
雨が降っても洗濯物は干しっぱなし
雨が降っているのに外に洗濯物が干してあるのは、ニュージーランドでよく見る光景です。
雨が降っていることに気づいていないからでも、洗濯物が干しっぱなしなのを忘れているからでもありません。その理由は「雨が上がれば晴れて乾くから」だそうです。思わずキョトンとしてしまいました。雨で濡れてしまったら、また洗濯しようかなんて考えもしないようです。
たしかに、オークランドの天気は変わりやすいです。雨上がりに虹がたくさんみられるほどです。さっきまで晴れていたのに雨が降り出し、そしてまた止んで晴れるなんてこともしょっちゅうです。でも、びっくり!

日本だと「洗濯物しまい忘れてますよ」と教えてあげたくなってしまいますが、ニュージーランド人は、雨が降っていることをわかって干しっぱなしにしているので、見かけてもふれなくて大丈夫なんですよ
ニュージーランドあるある|外出編
次に、外出先で遭遇してカルチャーショックを受けた出来事をご紹介いたします。
傘を持っていない
ニュージーランド人が傘を持って歩く姿を見たことがありません。
上記の「雨が降っても洗濯物は干しっぱなし」にも書いたように、雨なんてさほど問題ではないのです。どうせすぐ止むでしょうという。服や髪の毛、体が雨に濡れてもすぐに乾くから大丈夫だという考え方なのです。
さすがに大雨が降っている時はフードをかぶって小走りで移動したりします。空が明るくなってくると雨が止むのを待ってから動いたり。ニュージーランドでは、雨の日でも傘はささないのが当たり前なので、傘を持っていなくて当たり前なのです。
裸足で街を歩く
オークランドの街中では、靴や靴下を履いていない人をたくさん見かけます。
幼少期の頃から裸足で外を歩くのが習慣になっている人がいるのです。ビーチのそばを歩いていたり、スーパーで買い物をしていたり、バスにそのまま乗り込んでくることさえあります。
裸足の人は、男性が多かったように思います。裸足で外を歩いても、痛くもなんともないようです。むしろ気持ちがいいと感じているようです。

夏場に裸足で行動して彼らの気持ちになってみるのも楽しいかもしれませんよ
バスに乗る時は手を挙げる
オークランドでバスに乗る時は、手を挙げて乗ることを運転手さんにアピールしないといけません。バス停で、バスが停まる時間を省くためです。自分が乗るバスの番号とバスの行き先は要チェックです。
オークランドの大きなバス停では、次に来るバスの番号とバスの到着時間が掲示板に表示されます。バスの時刻表はあるものの、バスの数分の遅れや時間のズレはよくありました。日本ってほんとすごいなってあぁいう時に実感します。
私は、小さなバス停からバス通勤をしていました。小さなバス停だと掲示板がないので、まさかもう行ってしまったなんてことはないよね、と心配になるくらいバスが遅れたことがありました。
待っていたバスが遠くから来るのが見えた時、思わず手を振るくらい挙手してしまいました。そのまま通り過ぎられないように。たまにいるんです、手を挙げているのに通り過ぎそうになる運転手さん。
「次降ります」のボタンが押されているのにバス停を過ぎてしまい、降りる乗客に指摘されていた運転手さんもいました。
人通りの多いバス停では、どのバスにどれだけの人が乗るのかわからないので、自分が乗るバスを見つけたら運転手さんにアイコンアクトを送りながら必ず挙手してください。
日本の車がたくさん走っている
ニュージーランドでは日本車がたくさん走っています。
海外に行くと車は右通行の国が多いですが、ニュージーランドは日本と一緒で左側通行なので、日本人にとっては運転しやすいと思います。右ハンドルの車が多く、日本車が走っているのを見かけます。
走っている車は走行距離が10万キロを超えている車がたくさんあります。そんな車がビュンビュン走っているのを見ると、10万キロでもまだまだ走れるんだなとビックリします。

海外で日本車を見ると、なんだか嬉しくなりますよ!
私の経験談
振り返ってみると、ニュージーランドでのワーホリ生活は驚くことが多かったです。
洗濯物を干しっぱなしにしたり、傘をささなかったり、裸足で外を歩いたり、食器の洗剤を流さなかったり。。。これらを実際に目にした時は衝撃的でした。学校で友人に話したら「たしかに!」と言われて、うちのホストファミリーだけじゃないのか!と思いました。
ニュージーランドでの文化や習慣は新鮮で良い刺激になりました。日本ではなかなかないアクシデントが海外では日常茶飯事に起こります。そういった光景を目にするたびに日本て平和で便利な国だなと思いました。常識ってなんだろうってよく考えたりしていました。

あなたもぜひ異文化に触れて、たくさんのことを経験してみてくださいね
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